
みなさんこんにちは!
「留学先でバイトはできるの?」
「留学でバイトをするのに、何か規制とかあるんですか?」
みなさんはこのような疑問を感じたことはありませんか?留学はとってもお金のかかるので、留学先で少しでもお金を稼ぎたいと感じている人はたくさんいると思います。
今日はそのような疑問をお持ちの方のために、「留学生の多い留学先の留学生のバイト事情」を紹介していきます。
*今回はJAOS(海外留学協議会)の2018年の調査を元に、留学生数が多い国順に紹介しています。なお、留学の種類は学部、ボランティア、職業訓練、短期留学などごちゃ混ぜにしています*
目次
アメリカの留学生バイト事情 (留学生数17,894人)
アメリカの留学生数は17,894人で1位でした。短期留学生・学部留学生・大学院留学生などたくさんの方がアメリカで学習されています。そんなアメリカのバイト事情はどうなのでしょうか?
fa-arrow-circle-rightF-1ビザ(学生ビザ)のバイト事情
学生ビザでのアルバイトは可能ですが条件があります。さらに学校内と学校外でのバイトでも条件が変わってきます。学校外でバイトをする方がより条件が厳しくなります。
fa-arrow-circle-right学校内でのバイト条件
- 1学期で12単位以上を履修している(学位取得の場合)
- 1週間で18時間以上の通っている(語学学校の場合)
- 週20時間以内の労働であること
fa-arrow-circle-right学校外でのバイト条件
- 米国移民帰局からの承認
- 学校に在籍してから最低1年
- 1学期で12単位を履修していること(学位取得の場合)
- 1学期18時間以上通っている(語学学校の場合)
- 週20時間以内の労働であること
オーストラリアの留学生バイト事情(留学生数17,076人)
留学生数2位はオーストラリアです。しかし、ワーキングホリデーの影響が多いのかなと個人的に思います。さてそんなオーストラリアのバイト事情はこんな感じです。
fa-arrow-circle-rightオーストラリアの学生ビザのバイト事情
オーストラリアもアメリカと同様、学生ビザでバイトをするには条件があります。
fa-arrow-circle-right学生ビザでのバイト条件
- 政府認定校のコースを受講している
- 25時間以上学校に通っている
- 週20時間以内までの労働
fa-arrow-circle-rightここがポイント
学生ビザを取得すると労働許可ももらえます。さらにアメリカのように学校内・学校外で条件が変わることがありません。しかし、学生ビザの延長には各学期80%以上の出席率が求められます。
それ以下でしたら労働許可はおろか、学生ビザも失効してしまうことになるので注意です。
カナダの留学生バイト事情(留学生数12,573人)
カナダもオーストラリアと同じく人気のワーホリ先で有名ですね。そんなカナダの留学生バイト事情がこちらです。
fa-arrow-circle-rightカナダの学生ビザでのバイト事情
カナダも条件付きではありますが、学生ビザでのバイトは可能です。
fa-arrow-circle-right学生ビザでのバイト条件
- フルタイムの学生であること(入学許可証にフルタイム学生との記載でOK)
- 政府認定校に通っている
- 6ヶ月以上のコースに在籍
- 週20時間以内、長期休暇中は週40以内の労働
- 語学学校の学生は不可
fa-arrow-circle-rightここがポイント
フルタイムの学生ならバイトが可能です。週何時間の授業とか、単位数とかは関係なくフルタイムと入学許可証に記載されていれば誰でもバイトができます。しかし語学学校の学生は対象外ですのでご注意を。
クリスマスなどの長期休暇中は労働時間も普段の2倍の40時間になるので、かなりたくさん稼ぐことができますね。
フィリピンの留学生バイト事情(留学生数6,755人)
かなり留学生数は減りましたがフィリピンも人気留学先の1つです。しかしフィリピンの留学者の多くは短期の語学留学生だと思いますので、この情報の需要があるかは少し微妙なところですね。
fa-arrow-circle-rightフィリピンの学生ビザのバイト事情
学生ビザでフィリピンに入国・留学する場合、就労はいかなる条件でも禁止されています。就労許可を持っていない状態で労働をすると強制帰国は免れないので注意です。
fa-arrow-circle-rightここがポイント
バイトは禁止されていますが、学費は上記の3カ国に比べて格段に安く、生活費もかなり安いのでバイトをする必要もないのかなと思います。
イギリスの留学生バイト事情(留学生数6,648人)
オックスフォードなどの世界的有名校が多数あるイギリス。学費も生活費もかなり高くなってしまいますが、イギリスに留学中にバイトは可能なのでしょうか?
fa-arrow-circle-rightイギリスの学生ビザでのバイト事情
イギリスの学生ビザですと制限ありで労働が可能です。しかし多少複雑なので詳しく見てみましょう。
fa-arrow-circle-right大学・大学院以上で学習する場合
- 学生ビザで大学に在籍中
- 週20時間以内の労働
- 長期期間は時間制限なし
fa-arrow-circle-rightファウンデーションコース(大学入学準備期間)の場合
- 学生ビザで大学に在籍中
- 週10時間以内の労働
fa-arrow-circle-rightここがポイント
一般的に日本人がイギリスの大学で学位過程を取得する目的で1年生から入学する場合、ファンデージョンコースというものを受ける必要があります。ここでは詳しく話しませんが、そのコースと本学部コースでは労働条件が異なります。
ニュージーランドの留学生バイト事情(留学生数5652人)
ニュージーランドも英語が母国語のため、留学先として人気です。さらにワーホリの影響もあり多くの日本人が毎年渡航します。
fa-arrow-circle-rightニュージーランドの学生ビザでのバイト事情
ニュージーランドでも学生ビザの場合、制限付きでアルバイトが許可されています。
fa-arrow-circle-rightニュージーランドでのバイト条件
- 2年以上のコースに在籍
- 政府認定のコースに在籍
- 週20時間以内、長期休暇中はフルタイムのバイトが可能
韓国の留学生バイト事情(留学生数1994人)
お隣の韓国も近年では人気の留学先となっています。
fa-arrow-circle-right韓国の学生ビザでのバイト事情
韓国では条件付きでバイトができます。
fa-arrow-circle-right韓国の学生ビザでのバイト条件
- 出入国管理事務所で資格活動許可の承認が必要
- 週20時間、長期休暇中はフルタイムで労働可能
- 語学留学でも労働可能
fa-arrow-circle-rightここがポイント
おそらく韓国は日本と物価や家賃の水準などが変わらないと思うので、バイトができればそれほど苦労しないのかなと感じます。
中国の留学生バイト事情(留学生数1,830人)
アジアの大国である中国でのバイト事情はどうなのでしょうか?みていきましょう!
fa-arrow-circle-right中国の学生ビザでのバイト事情
学生ビザで中国に入国する場合、留学生はバイトができません。仮に不法労働が見つかってしまうと強制帰国になるので気をつけてください。
フランスの留学生バイト事情(留学生数1,455)
フランスの留学生のバイト事情をみていきましょう。フランスは芸術や音楽などでの留学がポピュラーになっていますね。
fa-arrow-circle-rightフランスの学生ビザでのバイト事情
フランスは制限付き・条件付きでアルバイトが可能です。
fa-arrow-circle-rightフランスの学生ビザでのバイト条件
- 滞在許可証(労働許可証)を取得
- 全ての学生が労働可能
- 年間964時間の労働が可能
シンガポールの留学生バイト事情(留学生数1145人)
シンガポールが留学生数トップ10に入っているのは意外でした!しかし結構な数の方が留学されているので、もしシンガポール留学を考えている方は参考にしてください。
fa-arrow-circle-rightシンガポールの学生ビザでのバイト事情
シンガポールの学生ビザでは条件付きでバイトが可能です。しかし、語学学生ではインターンシップでもバイトが不可です。
fa-arrow-circle-rightシンガポールの学生ビザでのバイト条件
- 移民局が認めた教育機関でのみ可能
- 語学学生はインターンでの労働も不可
- 政府から認められた学生証を保有
- 週16時間以上、長期休暇中はフルタイムで労働可能
fa-arrow-circle-rightここがポイント
シンガポールは日本の給与水準と比べて給料がかなり安いようなのであまり期待しない方が無難かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
やはり留学先でバイトをするとなるとかなりの制限がかかるか、バイトすら許可されていないところばかりですね。現地の学生・労働者の仕事がなくなることを懸念してのことなのでしょう。
バイトはお金を稼げるだけでなく、社会経験にもなるのでさらに規制が緩くならないかなと思います。規制が緩くなれば、留学生も増えると思うので。
それではみなさん、次の記事でお会いしましょう♪
*この情報は2019年現在のものでないものもあります。できるだけ最近の情報を書いていますが、ビザや労働の条件は変動します。必ずご自身で確認の上、留学先を決定してください*